ゴム引布の製造技術を起点に、時代の新しいニーズをとらえ、関連分野・周辺分野で数々の新製品を生み出してきました。
当社は、創業者・藤倉善八の遺志を継承した松本留吉が、1901年(明治34年)に藤倉電線護謨合名会社を創立したことに始まります。藤倉善八の甥・岡田顕三が1896年(明治29年)に渡米し、ゴム引防水布の製造法を取得して帰国。日本で最初のゴム引布工場をスタートさせました。
ゴム引布は、工業用ゴム製品や電気絶縁材料など、今日の市場で流通している多くの商品にも受け継がれており、1世紀以上にわたって社会の発展に大きく貢献しています。
- 1901年10月
- 松本留吉により、藤倉電線護謨合名会社を創立、電線事業と引布事業により、電線、ゴム引布防水布の製造を開始。
- 1910年3月
- 電線部門とゴム部門を分離、藤倉合名会社防水布製造所を設立。
- 1917年6月
- 東京都品川区五反田に五反田工場を開設。
- 1920年4月
- 株式会社に改め藤倉工業株式会社を設立。軟式飛行船やパラシュート、飛行機用タイヤ等の製造を手掛ける。
- 1948年10月
- 藤倉ゴム工業株式会社に商号変更。
- 1949年5月
- 東京証券取引所に上場。
- 1949年12月
- 自動車用タイヤチュープの製造を販売開始。
- 1952年11月
- 軽登山靴「キャラバンシューズ」を開発。
- 1953年2月
- 藤栄運輸株式会社(現連結子会社)を設立。
- 1955年6月
- 救命いかだ、救命胴衣製造販売を開始。
- 1959年4月
- 大阪営業所(現大阪支店)を開設。
- 1962年1月
- 埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)に大宮工場開設。
- 1969年4月
- 福島県原町市(現南相馬市)に原町工場開設。
- 1971年9月
- 埼玉県岩槻市(現さいたま市岩槻区)に岩槻工場開設。
- 1972年10月
- 茨城県勝田市(現ひたちなか市)に勝田出張所(現勝田営業所)開設。
- 1973年11月
- 船舶の大型化に伴い垂直降下式乗込装置(シューター)を開発。
- 1974年5月
- 炭素繊維を使用したゴルフカーボンシャフトFlyrun(初のオリジナルブランド)の発売を開始。
- 1985年6月
- 藤栄産業株式会社を設立。
- 1991年4月
- 株式会社キャラバン(現連結子会社)を子会社化。
- 1994年7月
- 米国カリフォルニア州ビスタ市にFujikura Composite America,Inc.(現連結子会社)を設立。
- 1996年4月
- 中国浙江省杭州市に杭州藤倉橡膠有限公司(現連結子会社)を設立。
- 1996年5月
- スポーツ用品事業部(現スポーツ用品営業部)を東京都世田谷区に移設。
ゴルフカーボンシャフト「Fit on 11 SPEEDER」を発売。スピーダーシリーズの先駆けとなる。 - 2000年11月
- 名古屋営業所を開設。
- 2002年9月
- ベトナムハイフォン市にFUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG,INC.(現連結子会社)を設立。
- 2006年5月
- 米国オハイオ州のIER Fujikura,Inc.(現連結子会社)を子会社化。
- 2009年7月
- 米国イリノイ州にFUJIKURA GRAPHICS,INC.(現連結子会社)を設立。
- 2010年11月
- 福島県南相馬市に小高工場開設。
- 2011年1月
- 岩槻工場内にエンジニアリングセンター開設。
- 2011年2月
- 中国浙江省安吉経済開発区に安吉藤倉橡膠有限公司(現連結子会社)を設立。
- 2011年3月
- 東日本大震災で原町工場、小高工場に甚大な被害を受ける。小高工場を閉鎖。
- 2011年9月
- 本社事業所及びスポーツ用品営業部を東京都江東区へ移転。
- 2012年3月
- 韓国ソウル市にFujikura Composites Korea,Co.,Ltd.を設立。
- 2012年4月
- 小高工場の代替として、埼玉県加須市に加須工場開設。
- 2015年5月
- 米国ニュージャージー州にFUJIKURA GRAPHICS,INC.を移転。
- 2016年9月
- 被災企業としての経験を活かし、非常用マグネシウム空気電池を発売。
- 2017年4月
- FUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG,INC.に検査棟開設。
- 2018年3月
- 中国遼寧省大連市に安吉藤倉橡膠有限公司の大連事務所開設。
- 2019年4月
- 藤倉コンポジット株式会社に商号変更。
- 2020年4月
- 藤栄産業株式会社を合併。原町工場内にLIM棟開設。
- 2022年6月
- 有限会社テクノロジーサービスを子会社化。